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歯科のレントゲンとCTは何が違う?精密治療につながるCT撮影のメリットを解説

目次

1.    レントゲンとCTの違いって?

2.    歯科医院で撮影するレントゲン

3.    レントゲンとCTの違い

4.    歯科用CTのメリット

5.    CT撮影が有効なケース

6.    まとめ|CTを活用した精密な歯科治療のために

 

1.レントゲンとCTの違いって?

歯科医院に行くと、レントゲンを撮ることがありますよね。

顎全体を撮影する大きなレントゲン写真や、歯1本を撮影するレントゲン写真を撮ったことがある方も多いと思います。

しかし、治療内容や症状によっては、歯科医院でCT撮影を行った経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

歯科で用いられるCTは「歯科用CT」と呼ばれ、医科で使用されるCTとは少し異なっています。

 今回は、歯科用CTとはどのようなものなのか、またレントゲンとの違いや、メリット・デメリットについて詳しくお伝えします。

 

 

2.歯科医院で撮影するレントゲン

■パノラマエックス線写真

パノラマエックス線写真は、1枚の画像で顎全体を撮影できるレントゲン写真です。

むし歯の有無や、歯を支える顎の骨の状態、歯周病の進行状況などを確認することができます。

初診時や、前回の治療から期間が空いている場合などに、お口の中全体を把握する目的で撮影されることが多いです。

口腔内全体を一度に確認できる点がメリットですが、部位によっては画像がぼやけることがあり、小さなむし歯の診断が難しい場合もあります。

 

■デンタルエックス線写真

デンタルエックス線写真は、歯11本のむし歯の状態や、歯を支える骨の状態を細かく、鮮明に映し出すことができるレントゲンです。

 パノラマエックス線写真では見逃されやすい小さなむし歯を発見できたり、歯の根の状態を詳しく診断することが可能です。

 

■歯科用CT

病院で頭部や腹部のCT撮影を受けたことがある方も多いかもしれません。

歯科用CTは、医科用CTとは異なり、頭頸部を高解像度で撮影できる歯科専用のCT装置です。

装置はコンパクトで、座ったまま撮影が可能です。撮影時間も十数秒と短く、患者さんへの身体的負担が少ないのが特徴です。

 

 

3.レントゲンとCTの違い

●平面写真と立体写真

レントゲン写真は、歯や骨、歯の根の状態を2次元の平面画像として映し出します。

一方、歯科用CTでは、歯や顎の骨の状態、血管や神経の位置まで、3次元の立体画像として確認することができます。

特に、複雑な歯の根の形態や、顎の骨の中に広がる病変の範囲を診断する際に、大きな力を発揮します。

 

●精度

CT撮影では、3次元の詳細な情報を得ることができ、2次元のレントゲンでは把握できなかった情報まで確認できます。

これにより、診断の精度が向上し、より正確で安全な治療につなげることが可能になります。

 

●放射線量

レントゲンの放射線量は、顎全体を撮影するパノラマエックス線写真で約0.03mSv(ミリシーベルト)、歯の一部を撮影するデンタルエックス線写真で約0.01mSvとされています。

これに対し、歯科用CTの放射線量は約0.1mSvと、レントゲンより高い数値になります。

ただし、医科用CTの放射線量は約6.9mSvとされており、それと比較すると歯科用CTは非常に低被ばくです。

 1回のCT撮影による身体への影響を、過度に心配する必要はありません。

 

 

4.歯科用CTのメリット

●歯や顎の骨の状態を立体的に確認できる

3次元画像で診断することで、病気の状態をより正確に把握でき、適切な治療計画につながります。

 

2次元レントゲンでは確認できなかった歯の構造や重なりを把握できる

2次元画像では重なって見えてしまう部分も、3次元で確認することで詳細まで把握できます。

 

●少ない被ばく量で多くの情報が得られる

CTはレントゲンより被ばく量が多い印象を持たれがちですが、デンタルエックス線写真を何枚も撮影する場合、結果的にCTより被ばく量が多くなることもあります。

1回のCT撮影で多くの情報が得られるため、患者さんの負担軽減にもつながります。

 

 

5.CT撮影が有効な場合

●複雑な根管治療

特に大臼歯の歯の根は形が複雑で、2次元のレントゲンでは把握が難しいことがあります。

CT撮影を行うことで、歯の内部構造を3次元的に確認でき、精密な根管治療が可能になります。

 

●矯正治療

矯正治療は、顎の骨の中で歯を動かす治療です。

CT画像を用いることで、歯の動きを3次元的にシミュレーションでき、より安全で計画的な矯正治療が行えます。

 

●親知らずの抜歯

深い位置に埋まっている親知らずの周囲には、重要な血管や神経が走っています。

CTで位置関係を事前に確認することで、リスクを抑えた安全な抜歯が可能になります。

 

●顎の骨の中の病変

歯の根の先にできる病変や、顎の骨の中に存在する病変の大きさや広がりを確認するためにも、CT撮影は有効です。

 

 

6.まとめ

歯科医院でCT撮影を勧められると、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、3次元のCT画像からは、2次元のレントゲンでは得られない多くの情報を読み取ることができます。

その結果、より精度が高く、安全性の高い治療が可能になります。

気になることや不安な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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