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エンドクラウンとは?
最新の被せ物のメリット・デメリットを解説!

近年、歯科治療にもデジタル化が進んでおり、CAD/CAM冠というコンピューターで設計し、工作機械で作る被せ物が普及してきています。

従来は、ひとつひとつ歯科技工士が手作業で作っていましたから、大きな違いです。

CAD/CAM冠を作る技術も年々進歩しており、新しいタイプの被せ物が作れるようになりました。

それがエンドクラウンという被せ物です。

今回は、新世代の被せ物であるエンドクラウンについてご紹介します。

この記事を最後までお読みいただけると、エンドクラウンがどのような被せ物なのかだけでなく、その特徴までおわかりいただけると思います。

目次

①エンドクラウンについて

 -被せ物の構造

 -エンドクラウンとは

 -エンドクラウンと従来の被せ物の違い

②エンドクラウンの特徴

 -エンドクラウンのメリット

 -エンドクラウンのデメリット

③まとめ

 

 

①エンドクラウンについて

まず、エンドクラウンについて解説します。

 

■被せ物の構造

エンドクラウンについて説明するには、先に被せ物の構造を説明しておかなくてはなりません。

被せ物には、神経を取り除いた歯の被せ物と神経を残した歯の被せ物の2種類に分けられます。

神経が残っている歯の被せ物は、歯に直接被せ物がのっているので比較的単純な形をしています。

一方、神経を取り除いた歯は、虫歯などにより歯の形が大きく損なわれているので、そのままでは被せられません。

そこで、歯根にポストとよばれる芯を立てて、その上に被せ物を装着する二重構造になっています。

 

■エンドクラウンとは

エンドクラウンは、神経を取り除いた歯用の被せ物です。

従来の被せ物と異なり、被せ物と芯の部分のポストが一体化しています。

登場したのが2000年代初頭なので、比較的新しい被せ物です。

欧米諸国でCAD/CAMとの相性の良さから普及が進み、日本にも広がってきました。

 

■エンドクラウンと従来の被せ物の違い

神経を取り除いた歯の被せ物は、今までは歯根を削って形を整えてから歯型を取り、歯根に合うポストと呼ばれる土台を作ります。

土台を立てた後、あらためて歯を削って形を整えてから、歯型を取り最終的な被せ物を入れていました。

一方、エンドクラウンは、被せ物にポストが一体化しているので、製作工程が一つ少なくなります。

製作工程が少なくなるので、歯を削る回数も量も少なくなります。

 

 

 

②エンドクラウンの特徴

エンドクラウンの特徴をメリットとデメリットに分けて解説します。

 

■エンドクラウンのメリット

エンドクラウンのメリットは次のとおりです。

 

●歯を削る量が少ない

ポストと被せ物が分離している従来の被せ物と比べると、歯を削る量がとても少なく抑えられます。

削る量が多くなればなるほど歯は小さくなります。

歯が小さくなると被せ物は外れやすくなりますし、歯自体も弱くなってしまいます。

一度削られた歯は元に戻りませんし、再治療が必要になればさらに削られて歯が小さくなるので、削る量が少ないことは大きな利点です。

 

●通院回数が少ない

ポストを製作する過程がないので、その分歯科治療の回数が少なくなります。

歯科治療の回数が少ないので、通院回数も少なくなりますから、お忙しい方に朗報ですね。

 

●保険診療への導入

令和6年度に保険診療の制度が改定され、プラスチックタイプのエンドクラウンが導入されました。

保険診療に導入されたエンドクラウンなら、歯科医院の窓口でお支払いになる金額を抑えられます。

 

●噛み合わせがきつい場合にも使いやすい

噛み合わせている相手の歯との間にある隙間をクリアランスといいます。

被せ物を入れるときには、クリアランスの大きさがとても重要な要素となります。

今までの被せ物は、ポストと被せ物の二重構造になっているので、クリアランスが取りにくいです。

この傾向は特にCAD/CAM冠に顕著であり、クリアランスが少なくとも2mm以上ないと、外れたり欠けたりしやすくなります。

エンドクラウンは、ポストと被せ物が一体化しているため、クリアランスを確保しやすく、噛み合わせが強い場合でも外れたり欠けたりしにくいというメリットがあります。

 

 

■エンドクラウンのデメリット

エンドクラウンにはメリットだけでなくデメリットもあります。

 

●適応範囲の狭さ

保険診療の導入がされるのは、今のところ、大臼歯という前から数えて6番目と7番目の大きな奥歯に限られます。

また、神経の残っている生活歯には適応できません。

保険診療のエンドクラウンは、すべての歯に適用されるわけではないため、これがデメリットの一つとなります。

 

●審美性に限界がある

エンドクラウンの縁は、歯冠の中央付近になります。

大臼歯のように奥の歯に使っても縁は目立ちませんが、小臼歯のように少し前に使うと段差が目立ってしまいます。

審美性に限界があるのもエンドクラウンのデメリットです。

 

●向きが重要

従来からの被せ物は、ポストと被せ物が別なので、歯根の向きが傾いていても立てた後のポストの向きを調整することで被せ物が入れやすくなります。

エンドクラウンは、ポストと被せ物が一体化しています。

エンドクラウンは歯根の向きに合わせて装着する必要があるため、歯根が大きく傾いている場合は適用が難しくなることがあります。

 

 

③まとめ

今回は、新世代の被せ物、エンドクラウンについてご紹介しました。

エンドクラウンは、ポストという芯の部分と被せ物(クラウン)部分が一体化した被せ物です。

エンドクラウンは、今年度の保険診療の改定により保険診療に導入されることが予定されています。

エンドクラウンについてご質問、ご相談のある方は、当院でぜひご相談ください。

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