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「インプラントって虫歯になるの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか。
天然の歯と違い、金属やセラミックでできているインプラント。
「何に気をつけてケアすればいいの?」「本当に長く使えるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、インプラントそのものが虫歯になることはありません。
しかし、適切なケアを怠ると、「インプラント周囲炎」という深刻なトラブルに発展するリスクがあります。
この記事では、
・インプラントが虫歯にならない理由
・注意すべき病気「インプラント周囲炎」とは何か
・毎日の正しいケア方法と歯科医院でのメンテナンスの重要性
について、専門家の視点からわかりやすく解説します。
インプラントを長持ちさせ、安心して毎日を過ごすための知識として、ぜひ最後までお読みください。
目次
1.インプラントは虫歯にならないって本当?
2.インプラントに虫歯はできないが「インプラント周囲炎」に注意
3.インプラントを長持ちさせるための正しいケア方法
4.インプラントのメンテナンスはなぜ必要?歯科医院でできること
5.まとめ|インプラントを長く安心して使うために
1.インプラントは虫歯にならないって本当?
■インプラントは金属製なので虫歯にはならない
インプラントは、主にチタンやジルコニアといった金属・セラミック素材で作られています。天然の歯のようにエナメル質や象牙質を持たないため、虫歯菌が酸を出して歯を溶かす「虫歯」になることはありません。
虫歯は、細菌が歯の表面に付着し、酸を作り出して歯質を溶かす病気です。インプラントの表面はこの酸の影響を受けないため、虫歯の発生条件がそもそも存在しないのです。
ただし、「虫歯にならない=安心」と考えてしまうのは注意が必要です。
インプラントには、虫歯とは別のリスクが存在します。それがインプラント周囲炎です。
■天然歯とインプラントの違い
インプラントと天然歯の大きな違いのひとつが、「歯根膜(しこんまく)」の有無です。
天然歯は歯根膜によって歯槽骨とやわらかくつながっており、噛んだときの衝撃を吸収したり、違和感を感じ取る役割があります。一方、インプラントには歯根膜がなく、骨と直接結合しています。
この構造の違いにより、インプラントは細菌感染に対してやや無防備な状態になりやすく、炎症が起きても痛みなどの初期症状が出にくいという特徴があります。そのため、気づいたときにはトラブルが進行しているケースも少なくありません。
2.インプラントに虫歯はできないが「インプラント周囲炎」に注意
■インプラント周囲炎とは?
インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲にある歯ぐきや骨が炎症を起こす病気で、歯周病に似た性質を持っています。主な原因は、プラーク(歯垢)や細菌の蓄積です。
インプラントは天然歯に比べて自浄作用が弱く、汚れがたまりやすい構造をしています。そのため、適切なケアが行われていないと、炎症が起こりやすくなります。
初期段階では「インプラント周囲粘膜炎」と呼ばれ、歯ぐきの赤みや腫れ、出血などが見られます。この段階で適切なケアを行えば改善が期待できますが、放置するとインプラント周囲炎へ進行し、周囲の骨が溶け始めます。
■放っておくとどうなる?重症化のリスク
インプラント周囲炎が進行すると、インプラントを支えている歯槽骨が徐々に吸収され、最終的にはインプラントがぐらついたり、脱落してしまう可能性もあります。
さらに、一度失われた骨は回復が難しく、再治療が困難になることも少なくありません。
インプラントには神経がないため、痛みが出にくく、気づかないうちに症状が進行してしまう点も大きな特徴です。
だからこそ、予防と早期発見が何より重要になります。
3.インプラントを長持ちさせるための正しいケア方法
■日常のブラッシングで気をつけるポイント
インプラントを長持ちさせるために最も重要なのが、毎日のブラッシングです。特に、インプラントと歯ぐきの境目は汚れがたまりやすいため、意識して丁寧に磨くことが大切です。
自己流の磨き方では汚れが残ってしまうことも多いため、歯科医院でブラッシング指導を受け、自分のお口の状態に合った磨き方を身につけることをおすすめします。
■フロスや歯間ブラシの活用法
インプラントは、隣の歯との隙間が広くなることが多く、歯ブラシだけでは汚れを十分に落とせない場合があります。そのため、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が非常に重要です。
特に、ブリッジ構造のインプラントでは、人工歯の下に汚れが残りやすくなります。歯間ブラシはサイズ選びが重要なため、初めて使う際は歯科医院で相談すると安心です。
4.インプラントのメンテナンスはなぜ必要?歯科医院でできること
■プロによる定期的なチェックの重要性
インプラントを健康に長く使い続けるためには、ご自宅でのケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。
インプラントは痛みが出にくいため、自覚症状がないままトラブルが進行することがあります。歯科医院では、専用の器具を使って歯ぐきの状態や骨の吸収具合、噛み合わせのバランスなどを定期的にチェックします。
問題を早期に発見し、適切な対応を行うことで、インプラントの寿命を大きく伸ばすことができます。
■インプラントを守る定期的なクリーニング
ご自宅での歯磨きでは落としきれないバイオフィルムや歯石は、歯科医院で行うプロフェッショナル・クリーニング(PMTC)でしっかり除去できます。
PMTCでは、インプラント専用の器具や超音波スケーラーを使用し、インプラント表面や歯ぐき周囲を傷つけないよう丁寧に清掃します。メンテナンスの頻度は、お口の状態や全身の健康状態によって異なるため、かかりつけの歯科医師と相談しましょう。
5.まとめ
インプラントは虫歯にはなりませんが、「インプラント周囲炎」という別の病気のリスクがあります。しかも、自覚症状が出にくいため、知らないうちに進行してしまうことも少なくありません。
インプラントの寿命は、「どれだけ正しくケアできているか」に大きく左右されます。天然歯と同じ、あるいはそれ以上に丁寧なケアと定期的なメンテナンスが必要な治療であることを、ぜひ覚えておいてください。
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