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歯医者さんや看護師さんと、どのように会話をしていますか?
「雑談をするのは違う気がするし、かといって専門的なことは分からない…」と、話しかけにくく感じている方も多いのではないでしょうか。
また、なかには「こんな説明、最初に聞いていない!」と感じたり、「勝手に治療を進められた」と思った経験のある方もいらっしゃるかもしれません。実は、医療の現場で起こるトラブルの多くはコミュニケーション不足が原因です。それは医療スタッフ同士だけでなく、患者さんと歯科医師との間でも起こり得ます。
そこで今回は、歯医者さんとの信頼関係を築き、トラブルを防ぐために患者さんが気を付けたいポイントをわかりやすく解説します。
目次
①歯医者さんは治療中に何を考えているの?
② 勝手に治療を進められないためにできること
③まとめ
①歯医者さんは治療中に何を考えているの?
歯医者さんは、治療中に何を考えていると思いますか?
実は、見た目以上に多くのことを同時に考えながら治療を行っています。ここでは、治療中の歯科医師の頭の中を少しのぞいてみましょう。
■痛みはないかな?
治療中に最も気にしているのが、患者さんが痛みを感じていないかという点です。虫歯の治療や歯茎のクリーニング、根の治療など、歯科治療はどうしても痛みを伴いやすいものです。
麻酔をしても、体質や状態によっては十分に効かないこともあります。患者さんが痛みを感じると、不安になったり通院をやめてしまうことも。だからこそ歯科医師は常に「痛みはないかな?」と気を配っているのです。
■どうやって治療すればいい?
虫歯を削って詰める――一見シンプルに思える治療も、実はとても繊細です。再発しないように削る形や詰め物の精度、美しさなど、細かく判断しながら治療を行っています。
また、根の治療などは歯の形が人によって違うため、治療法も変わってきます。一人ひとりに合わせた治療法を考えることは、歯科医師にとって大きなチャレンジであり、やりがいでもあります。
■美しく治すには?
最近では、見た目の美しさを重視される患者さんも増えてきました。歯の見た目は、笑顔や自信にも関わる重要な要素です。審美的にも機能的にも優れた治療を提供できるよう、多くの歯科医師が日々工夫しています。
■この患者さんにとってのベストは?
すべての歯科医師が目指しているのは、患者さんにとってベストな治療です。健康を守るために、何が最も適切なのかを考え抜いて治療方針を決めています。
決して一方的に進めているわけではなく、患者さんの生活や希望も考慮した上で最善の治療を選んでいるのです。
②勝手に治療を進められないためにできること
では、患者さん側がトラブルを防ぐためにできることは何でしょうか?
大切なのは、一方通行ではなく双方向のコミュニケーションです。以下の3つのポイントを意識してみましょう。
■希望をしっかり伝える
どのような治療を希望するかは、患者さんにしかわかりません。
「見た目を重視したい」「なるべく削らないでほしい」「怖いからゆっくり進めてほしい」など、希望がある場合は遠慮せずに伝えましょう。治療の質にも関わってくる大切な情報です。
■不快なことはその場で伝える
治療中に痛い、まぶしい、薬のにおいが気になる――そんな時は我慢せず、すぐに伝えてください。我慢しているとストレスがたまり、通院そのものが嫌になってしまいます。
小さなことでも、快適に治療を受けるためには伝えることが大切です。
■分からないことは質問する
「説明を受けた覚えがない」「そんな治療は聞いていない」と感じる原因の多くは、イメージの共有不足にあります。歯科医師にとっては当たり前でも、患者さんにとっては初めて聞く言葉ばかりかもしれません。
わからないことや不安なことは、どんどん質問してください。医療従事者は、質問されることを歓迎しています。
③まとめ
今回は、歯科医院でのトラブルを避けるために患者さんが気をつけたいことを、特にコミュニケーション面に焦点を当ててご紹介しました。
私たち歯科医療者にとって、どんな些細なことでも聞いてもらえるのはありがたいことです。「質問してくれてありがとう」「わかろうとしてくれて嬉しい」と感じています。
より良い治療のために、お互いのゴールをしっかり共有して、一緒に前向きな治療を進めていきましょう。
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