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高槻市や摂津富田駅周辺で歯科医院をお探しの方へ。
虫歯治療を受けたのに歯がしみたり痛んだりする…そんな経験はありませんか?
現代の虫歯治療では、虫歯の部分を丁寧に取り除いたうえで、詰め物や被せ物といった人工材料で修復します。
しかし、治療後に「歯がしみる」「ズキズキする」といった症状が出ることがあります。
この記事では、「虫歯治療や被せ物のあとに歯がしみる理由」と「その対処法」について詳しく解説します。
最後までお読みいただければ、原因だけでなく、適切な対応方法までご理解いただけると思います。
目次
①虫歯治療後に歯がしみる理由とは
②虫歯治療後に歯がしみたときの対処法
③まとめ
① 虫歯治療後に歯がしみる理由とは
まず、歯がしみるタイミングによって考えられる原因を分けて説明します。
● 治療直後に歯がしみる場合
・虫歯による炎症反応
虫歯になると、歯の神経に炎症が起こり「発痛物質」が分泌されます。
治療によって虫歯を削り取っても、炎症がすぐに治まるわけではありません。
そのため、治療直後もしばらくは「歯がしみる」「痛みを感じる」ことがあります。
・削ることによる刺激
虫歯を除去する際に使用する機械の風や水が、神経を刺激して炎症を引き起こすことがあります。
特に虫歯が深く、神経の近くまで削った場合には、刺激が強くなりがちです。
・熱伝導性の違い
詰め物や被せ物に使われる金属は、天然の歯に比べて熱を伝えやすい特徴があります。
そのため、熱い・冷たい飲食物で刺激を受けやすくなり、しみる原因になります。
・接着剤の刺激
詰め物や被せ物を固定するための接着剤には、「レジン系セメント」がよく使われます。
このセメントを使用する前に行う「エッチング処理」が神経を刺激し、炎症を引き起こすこともあります。
● 治療からしばらく経ってから歯がしみる場合
・虫歯の再発
治療済みの歯でも、再び虫歯になることがあります。
すでに歯の量が減っている状態で再発すると、神経までの距離が短いため、すぐにしみたり痛んだりする可能性があります。
・歯ぐき(歯肉)の退縮
年齢やブラッシングの力の入れすぎなどにより、歯ぐきが下がる(退縮する)ことがあります。
その結果、エナメル質で覆われていない歯根が露出し、刺激に敏感になってしみやすくなります。
・噛み合わせの癖(歯ぎしり・食いしばり)
歯ぎしりや食いしばりなどを続けると、歯に微細なヒビが入ったり、歯ぐきが下がりやすくなったりします。
ヒビの隙間から刺激が神経に届いて、しみる・痛むといった症状が出ることもあります。
② 虫歯治療後に歯がしみたときの対処法
では、治療後に歯がしみた場合はどうすればよいのでしょうか? 以下に対処法をまとめました。
● 経過観察
歯の神経が治療の刺激で敏感になっている場合、数日〜数週間で自然と炎症が治まり、症状が軽減されることがあります。
また、詰め物の下に「第二象牙質」という保護組織が作られることによって、しみなくなるケースもあります(生成には数ヶ月かかります)。
● 痛み止めの服用
「消炎鎮痛薬」を服用することで、痛みや炎症を一時的に和らげることができます。
市販の鎮痛薬でも対応可能ですが、服用前に歯科医に相談するのがおすすめです。
● 金属から他の素材への変更
金属の詰め物や被せ物でしみる場合は、プラスチック系(コンポジットレジン)やセラミックなど、熱を伝えにくい素材に変更することで改善することがあります。
● 知覚過敏用の薬や歯磨き粉の使用
歯ぐきが下がって歯根が露出している場合、知覚過敏用の薬剤を塗布したり、専用の歯磨き粉を使うことで、しみる症状が緩和されることがあります。
● 歯の神経を取る
どうしても症状が改善されない場合には、最終手段として歯の神経を取る処置(根管治療)を行うことがあります。
ただし、神経を取ると歯が脆くなり、虫歯が再発しても痛みを感じにくくなるため、慎重な判断が必要です。
③まとめ
今回は、虫歯治療後に歯がしみる原因と対処法について詳しく解説しました。
治療後に歯がしみるのは、虫歯による炎症や削った刺激、詰め物の性質など、さまざまな要因が関係しています。
しかし、多くの場合は自然に治まりますし、適切な対処を行えば改善するケースがほとんどです。
歯の神経を取る治療は最終手段であり、できるだけ神経を残すことが現代歯科の基本方針です。
当院では、虫歯治療や被せ物に関するご相談も丁寧に対応しております。
高槻市や摂津富田駅周辺で虫歯治療後の不調にお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
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