診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:00~18:00 | ○ | ○ | × | ○ | ○ | △ | × |
△:9:00~12:00 13:00~16:00
休診日:水曜・日曜・祝日
【予防歯科】とは、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、なる前に、ならないように予防する治療のことをいいます。
歯を使い続ける以上、予防歯科は必要不可欠なものになります。
いつまでも自分の歯で美味しく食事をし、できるだけ健康に過ごしたい方は、ぜひご参考ください。
予防歯科は歯だけでなく全身の健康にも役立ちます。
予防歯科は、歯だけにメリットがあると思われがちですが、実は違います。
噛むという動作一つで、栄養のとりやすさが変わり、顔の印象や、つながりのある首や肩の痛み・違和感にも違いがうまれるものです。
噛める歯が少なければ、そのぶん全身のトラブルにつながるため、気をつけなくてはいけません。
歯を失う主な原因は「虫歯」と「歯周病」
歯を失う原因のほとんどが、虫歯と歯周病です。痛みを感じてから来院される方も多いですが、自覚症状がでたときにはある程度進行している場合がほとんどで、虫歯であれば歯の神経の治療が必要になるケースも少なくありません。症状が軽度であれば、お口のなかだけで済む問題が、中度〜重度になると全身の健康にも影響をおよぼす可能性が高くなります。とくに、ほとんど痛みを感じないまま進行する歯周病には注意が必要です。
歯周病になると、歯と歯ぐきの境目の歯肉溝(しにくこう)がどんどん深くなり、3mm以上ある歯周ポケットへと変化します。歯周ポケット内に汚れがたまり、そのなかで菌が増殖すると、毒素や炎症物質が血液を通して全身に運ばれるようになります。その結果、脳卒中や心疾患、糖尿病などの全身疾患を引き起こしたり、症状の悪化に繋がるということがわかっています。
お口のなかに菌が多いと、食べ物や飲み物と一緒にそれらの菌が誤って肺に入った場合、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいけん)を引き起こすことがあります。脳卒中や心疾患、誤嚥性肺炎は命を落とす危険性が高いため、注意しなくてはいけません。
当院では専門的な歯周病治療を行なっております。ぜひ一度ご相談ください。
それでは、治療を行った歯周病の再発を防ぐため、また歯周病を予防するには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。
虫歯や歯周病を予防するにはメンテナンス(予防歯科)が大切
一度治した虫歯や歯周病を再発させないためには、その状況を作らないことが大切です。私たち人間のお口のなかには常在菌と言われる多数の菌がおり、様々な働きをしているため、それらをゼロにすることは、残念ながらできません。
よって、その菌叢をコントロールするためのメンテナンスが必要になります。
トラブルの早期発見・早期治療につながるメンテナンスでは、虫歯や歯周病を目で確認するだけでなく、定期的にレントゲン検査をおこなって外からでは分からない歯の内部や、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)の状態を確認します。お口全体を写すパノラマレントゲン写真の撮影頻度は、基本的に1年に1回です。
摂津富田駅前歯科では以下の方法で虫歯や歯周病予防につなげています。
・スケーリング
スケーラーという道具を使って歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を落としていきます。
・PMTC
歯科医院でおこなう機械を使ったプロフェッショナルケアのことです。歯磨きでは落とすことができない汚れや歯石を徹底的に除去し、歯の表面を磨き上げ、汚れをつきにくくします。
・フッ素塗布処置
フッ素には、初期段階の虫歯の再石灰化(自然修復)を促進し、歯を強くする効果があります。まだまだ歯の質が脆く、虫歯の進行が早いとされる乳歯列期〜混合歯列期のお子様に主におこなっている処置ですが、大人の方でも十分効果があります。ぜひご家族みんなでご利用ください。
治療の回数を減らすことができるメンテナンスを定期的に受けていれば、大きく歯を削ることはほとんどありません。虫歯治療は肌の擦り傷などとは違って、治療をおこなっても同じ組織が再びできるわけではないため、歯の治療は回数に限度があります。いくら質の高い治療を受けていても、天然歯と人工物との境目ができる以上、虫歯のリスクは治療前よりも高くなってしまいます。歯を長持ちさせるためには、治療の必要がない状態を維持することが大切です。
予防にはプロフェッショナルケアとセルフケアの両方が必要
プロフェッショナルケアには高い予防効果が期待できますが、毎日受けられるわけではないため、毎日ご自宅でおこなうセルフケアにも力を入れていただく必要があります。歯ブラシだけでは、どんなに丁寧に磨いても全体の6割程度しか汚れを落とすことができません。汚れの除去率を上げるには、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの補助用具が必要になります。
補助用具の使い方については、ブラッシング指導で分かりやすくお伝えしておりますので、お気軽にご相談ください。また、同じ所に磨き残しができてしまう場合は、磨き癖がついている可能性が考えられます。磨き癖を直して除去率をあげるためにも、ブラッシング指導で磨き方も定期的にチェックしましょう。
まとめ
予防歯科は、健康な歯や歯茎の状態を保つことで、全身の健康に繋げていくという診療科目です。自覚症状がでたときには、ある程度進行しているケースが多いため、症状がでる前に定期的にチェックしておくことが大切です。今だけでなく未来でも自分の歯を使い続けたいという方は、ぜひ定期的なメンテナンスをお受けください。当院では、一つ一つの工程を丁寧におこなっております。痛みや不快感を最小限におさえたメンテナンスをご希望の方は、一度ご連絡をおねがいします。