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知らないうちに進行!?怖い銀歯の下のむし歯

皆さんのお口に銀歯はありますか?

銀歯は、歯科医院で虫歯を削った後に、歯の形を修復するために使われる銀色の詰め物や被せ物です。

 銀歯の素材はさまざまありますが、保険治療で使われるものの多くは、金・銀・パラジウムなどが含まれる合金です。虫歯が大きかった場合、銀歯での治療が行われることが多いのですが、銀歯は目立つため、近年は審美性の理由からセラミックなどの白い詰め物を希望される方が増えてきています。

 しかし、この銀歯の下で虫歯になることが多くあるということはご存じでしょうか?

銀歯の下の虫歯は気づきにくく、痛みなどの症状が出たときには、すでに虫歯が深くまで進行してしまっていることも少なくありません。

 今回は、なぜ銀歯の下で虫歯になるのか、その対処法についてお伝えします!

 

目次

① 銀歯とは

② 銀歯の下が虫歯になる理由

③ 銀歯の下の虫歯は気づきにくい

④ 銀歯の下で虫歯にならないために

⑤ まとめ

 

① 銀歯とは

銀歯は、虫歯を削った後に歯に被せる銀色の詰め物や被せ物です。主に金・銀・パラジウムなどの金属を組み合わせた合金で、安価で加工しやすく、耐久性があります。日本では保険治療で認められているため、多く用いられています。

しかし、海外では金属アレルギーなどの身体への悪影響が懸念されており、銀歯の使用が少なかったり、禁止されている国もあります。

 

 

② 銀歯の下が虫歯になる理由

一度虫歯治療を行い、銀歯を被せた後に、その下が二次虫歯になってしまうことも少なくありません。以下にその理由を説明します。

 

● プラークが付きやすい

銀歯は表面が傷つきやすく、歯の表面であるエナメル質に比べてプラークが付きやすい性質があります。傷の部分に一度付着した汚れは、歯磨きで取り除きにくく、そのプラークが口腔内の細菌の増殖を促進し、虫歯になりやすくなります。

 

● セメントが溶ける

銀歯は歯と化学的に接着しないため、歯と銀歯の間はセメントで埋められています。しかし、年月が経つにつれてセメントが経年劣化し、溶けてしまうことで歯と銀歯の間に隙間が生じます。この隙間に細菌が侵入し、虫歯が再発する原因になります。銀歯はセラミックに比べて適合性が劣るとされているため、二次虫歯のリスクが高くなります。

 

● 変形して隙間ができる

銀歯は天然歯と熱膨張係数が異なります。熱いものや冷たいものを食べたり飲んだりすることで、天然歯は変形しませんが、銀歯は膨張や収縮などの変化を繰り返します。このことにより歯との間にひずみが生じ、隙間ができやすくなります。

③ 銀歯の下の虫歯は気づきにくい

銀歯の下の虫歯は気づきにくく、見つけたときにはすでに進行していることが多いです。それにはいくつかの理由があります。

 

● 見た目で分からない

銀歯の下で進行する虫歯は、初期のうちは見た目で判断することが難しいです。多くは虫歯が進行することで銀歯が外れてしまったり、残っている歯が欠けたりしてから気づくケースがほとんどです。

 

● レントゲンに映りにくい

見た目で分かりにくい歯と歯の間の虫歯は、レントゲンを撮ることで早期に発見することができます。しかし、銀歯が入っている歯はX線を反射してしまい、虫歯があっても確認できないことがあります。そのため、初期の虫歯はレントゲンでも診断が難しい場合があります。

 

● 神経を取っている場合は痛みが出にくい

銀歯の被せ物が入っている場合、過去の治療で神経を取っていることがあります。神経を取った歯は、虫歯になっても痛みを感じにくくなります。そのため、被せ物が外れるなどして初めて虫歯に気づくことも多く、進行していることがほとんどです。最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

 

 

④ 銀歯の下で虫歯にならないために

 

● 定期的な検診を受ける

最も大切なのは、歯科医院で定期検診を受けることです。

銀歯と歯との境目には段差があり、歯磨きでは汚れが落としにくくなります。歯科医院でのプロフェッショナルケアによって、定期的に汚れをしっかり落とすことで、虫歯のリスクを大きく減らすことができます。

また、定期検診によって銀歯との境目の段差や歯の欠けを早期に発見でき、早期治療につなげることができます。

● 虫歯になりにくい素材に変える

銀歯は見た目が気になるだけでなく、虫歯の再発リスクも高いため、近年ではセラミックなどの白い素材を選ばれる方が増えています。

セラミックは表面が滑らかで、銀歯に比べてプラークが付きにくいという特徴があります。また、熱膨張係数が天然歯に近く、変形しにくいため、歯との間に隙間が生じにくく、二次虫歯のリスクも低くなります。

あるいは金歯も再虫歯になりにくい素材と言えるでしょう。金合金は適度な硬さとしなやかさがあり、適合が非常に良く、虫歯の再発リスクが低くなります。

⑤ まとめ

日本では保険診療で認められていることから、銀歯による治療が広く行われてきました。しかし近年では、銀歯の見た目だけでなく、虫歯の再発リスクも知られるようになり、セラミックなどの虫歯になりにくい素材を選ぶ方が増えています。

お口や歯の状態は人それぞれ異なるため、最適な治療方法も異なります。

当院では、専門的な知識と技術を持つ「口腔外科認定医」が在籍しており、患者さま一人ひとりのお悩みに丁寧に向き合い、最適な治療をご提案いたします。

まずはお気軽にご相談ください。

あなたのお口の健康を、私たちと一緒にきれいに整えていきましょう。

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