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歯の治療が苦手、という方は少なくないですよね。
歯医者の音やにおいが苦手だったり、嘔吐反射が起こりやすかったり、昔の治療で痛い思いをしたなど、小さい頃の嫌な記憶が影響していることもあります。
その中で「治療中に水を口にためているのが苦しくて苦手!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯の治療中、むし歯を削ったり歯石を取る機械を使う際には水が出ます。
水を吸いながら治療を行うのですが、どうしても全部を吸いきれないため、ある程度お口の中に水をためておく必要がある場合もあります。
口で水をためられないと喉に流れて苦しく感じたり、むせてしまうため、治療に不安を感じる方も多いです。
今回は、歯の治療中に水をためるのが苦手な場合の対策についてご紹介します。
目次
① 口の中で水をためるのが苦手な理由
② 口の中で水をためる練習
③歯科医院でパニックにならないために
④まとめ
①口の中で水をためるのが苦手な理由
■鼻で息ができない
皆さんは普段どこで呼吸をしていますか?
鼻炎で鼻が詰まっていて鼻呼吸ができない方や、口呼吸の癖がついている方もいらっしゃると思います。
特に近年はマスク生活の影響で口呼吸の人が増えたとも言われています。
しかし歯科治療中は水が出るため、口で呼吸をすることができません。
このため、鼻呼吸が難しい方は「息ができない」「苦しい」と感じてしまうのです。
もし完全に鼻呼吸ができない状態であれば、耳鼻科で相談することをおすすめします。
■喉に水が流れ込みやすい
鼻呼吸が普段できている方でも、口に水をためることが苦手な方がいます。
歯科治療中は上を向いて口を開けているため、水が喉の方に流れやすくなります。
舌の筋肉が弱くて舌の奥が上がりにくかったり、喉が大きく開いていて水が流れやすい方は、治療中に苦しく感じやすくなります。
②口の中で水をためる練習
口に水をためることが苦手な方には、治療前の練習をおすすめします。
●口を開けて鼻で息をする
まずは、口を大きく開けたまま鼻でゆっくり呼吸する練習です。
このとき、舌を上あごにしっかりつけることを意識すると、より効果的です。
●口に水を少し入れた状態で上を向いて鼻で息をする
次に、歯科医院での治療に近い姿勢で練習してみましょう。
口に少量の水を入れ、少しずつ上を向いて鼻呼吸を続けます。
舌の奥でしっかり喉をふさがないと、水が喉の奥に流れて苦しくなります。
難しい場合は、最初は軽く上を向く程度から始め、徐々に角度をつけて練習してみてください。
③歯科医院でパニックにならないために
普段は鼻呼吸ができていても、治療中は緊張して苦しくなってしまう方もいます。
そんな方に向けた対策をご紹介します。
●事前に水をためることが苦手なことを伝える
治療前に、水をためるのが苦手であることを歯科医師やスタッフに伝えてください。
あらかじめわかっていれば、こまめに水を吸ったり、椅子の角度を調整するなどの対応ができます。
一度パニックになると落ち着くのが難しくなるので、最初に伝えることがとても大切です。
●ゆっくり腹式呼吸を意識する
緊張すると、呼吸が浅くなりがちです。
治療中は、腹式呼吸を意識して、ゆっくりと呼吸することでパニックを防ぎやすくなります。
●途中休みたいときは無理をせず伝える
治療中に苦しくなったり、休憩したくなることもあります。
そんなときは無理せず手を上げて伝えてください。
歯科治療は口の中の繊細な作業が多いため、途中で動いてしまうとお口の中を傷つけたり、必要のない部分を削ってしまう可能性もあります。
こまめに休憩を取りながら進めることで、安全で精度の高い治療が可能になります。
声を出すことが難しい場合は、左手を上げて意思表示をしてください。
④まとめ
歯科治療が苦手な方は多く、理由は人それぞれです。
その中でも「治療中に水を口にためるのが苦手」というのはよくあるお悩みの一つです。
水をためるためには、鼻呼吸がしっかりできることが重要です。
風邪や花粉症などで鼻呼吸が難しい場合は、治療の延期も検討しましょう。
普段から鼻で深く呼吸する習慣をつけておくことも大切です。
苦手な方は、ぜひご自宅での練習から始めてみてくださいね。
ご相談はこちらから。